10月9日の正午過ぎ、JR仙台駅の東北新幹線で薬品がもれたとの通報があり、子ども含む6名の方が怪我をされたとの報道がありました。
“カバンから薬品が漏れた”と。
怪我をされた方の中には火傷の症状もあったと言われています…。症状は軽いと報じられていますが、怖い思いもされた方も大勢いたのではないでしょうか。
この記事では、
- 東北新幹線の薬品は何?
- 持ち込んだのは誰?どんな人?
- 試薬の保管方法は?
- 硫酸は新幹線の車内に持ち込み可能?
という点についてまとめています。
東北新幹線の薬品は何?
東北新幹線の薬品は何だったのでしょう。
この薬品は、
試薬の硫酸
だったそうです。
所持していた方と接触したという乗客の方の話のよると、
『試薬の酸が爆発したから駅員さんを呼んで下さい』と話していて、
所持していた方の、スーツの足元がビリビリに破けていたそうです。
7号車の方たちが「臭いがする」と声が上がって、
所持していた方は、『酸なんで大丈夫です』って言っていたのに、だんだん『試薬の硫酸なんで大丈夫です』と。
乗客は大丈夫じゃないじゃんと騒然となっていたようです。
こちら↓の画像のようにカバンの周囲には煙と異臭が広がっていました。
持ち込んだのは誰?どんな人?
この試薬の硫酸を持ち込んだのは、
地質調査をする会社の方 40代
だということです。
この会社の方が仕事で使うために所持していました。
決してばら撒くためという恐ろしい目的ではありません。
青森県七戸十和田駅から「はやぶさ52号東京行き」に乗車。
仙台駅近くを走行中の車内で、鞄から薬品がもれ、今回の騒動に至ってしまった模様です。
試薬の保管・所持方法は?
試薬の硫酸をペットボトルに入れて保管していたと伝えられていますが、
そもそも硫酸はペットボトルを溶かしてしまわないのでしょうか?
保管方法は適切だったのでしょうか?
警察によりますと、薬品は会社員が仕事に使うためのものとみられ、青森県の七戸十和田駅から乗車し、手荷物として持ち込んでいたということですが、ペットボトルのような容器に入れていたということです。
引用元:NHK NEWS WEB
硫酸の保管にはガラスが最適のように感じますが、実際はどうなのでしょう?
実際は、濃度によって異なるそうです。
Yahoo知恵袋の回答には、以下のような回答がありました。
希硫酸,濃硫酸はPP,PEのボトルであれば保存できます。
発煙硫酸はフッ素樹脂のボトルで保存できます。
引用もよ:Yahoo知恵袋
鋼製容器も大丈夫だったと思います。
ただ、今回のような怪我につながる騒動になる可能性がありますので、
硫酸を所持・移動される際は、しっかり調べてから適切な対応をお願いしますm(_ _)m
ペットボトルにはいっているものは間違いなく飲み物!という概念をもっている人がいる以上は
引用元:Yahoo知恵袋
薬品をPETボトルに入れるのはやめたほうがよいと思います。
確かに、ペットボトル入っている液体=飲み物という認識ですよね。
もし誤飲してしまったら…と考えると恐ろしいです…。
適切な保管・所持方法が求められますね。
硫酸は新幹線の車内に持ち込み可能?
硫酸のような薬品は新幹線の車内に持ち込み可能なのでしょうか?
JR東日本の公式サイトを確認したところ、以下のように条件付きで車内持ち込みが認められています。
次の各号に掲げる物品は、手回り品として車内に持ち込むことができる。
(1) 酸類で、密閉した容器に収納し、且つ、破損するおそれのないよう荷造した0.5リットル以内のもの。
引用元:JR東日本
(2) 薬液を入れた鉛蓄電池で、堅固な木箱に入れ、且つ、端子が外部に露出しないように荷造したもの。
今回は、
『密閉した容器に収納し、且つ、破損するおそれのないよう』
この点が徹底できていなかったということですね。
まとめ
この記事では、
東北新幹線の薬品は何?誰が持ち込み?容器は?車内に持ち込み可能?
という内容でお伝えしてきました。
まとめると、以下の通りです。
- 東北新幹線の薬品は何?→試薬の硫酸
- 誰が持ち込み?→地質調査をする会社の方
- 容器は?→ペットボトルだった模様
- 車内に持ち込み可能?→条件付きで持ち込み可能